2011年11月09日

 TKY午後

TKY午後=緩やかに円買いが進む

 東京タイム午後の為替市場は円買いがやや優勢に。中国10月消費者物価指数(CPI)が予想通りの結果となったことで、中国の金融緩和を通じた世界経済の回復の速度が速まるとの期待が後退したことが背景に。ただ、同CPIが5カ月ぶりに6%を下回り低下基調が維持されたことから、市場は大きく失望する流れともならず、円買いの動きは緩やかだった。
 ユーロ円は、中国10月CPIが+5.5%となったことを受けて、中国の金融緩和期待が後退するなか、107.10円までじりじりと水準を下げ、昨日安値107.12円を下回った。そのほかのクロス円も軟調な展開となり、ポンド円は124.75円、豪ドル円は80.25円、NZドル円は61.59円、加ドル円は76.71円までそれぞれ水準を下げた。
 ドルストレートも軟調に。クロス円の下げに引っ張られて、ユーロドルは1.3793ドル、ポンドドルは1.6066ドルまでそれぞれ下落。また、中国との経済的な結びつきが強い豪州にも影響が及ぶとの見方から、豪ドル/ドルも1.0337ドルまで下落した。この間、ドル円も上値の重い動きに。市場全体でのドル買いの流れに下方向への動きは限られたが、クロス円の下げが重しとなり、77.54円まで水準を下げた。
 昨日、ベルルスコーニ首相が現在議会で審議中の新予算関連法案が成立した後に辞任すると表明し、辞任までの道筋を示したことはイタリアの政治情勢の不安定さを緩和した。ただ、今後の政治の枠組みをめぐり未だ不透明な部分が多いことも事実で、ユーロの売り圧力が緩和したものの、積極的にユーロを買い進める状況とも考えづらく、ユーロは足もとのレンジでの推移が継続しそうである。軟調だったアジア株式市場が持ち直していることで、欧州株価も底堅い動きとなれば、ユーロドルは戻りを試す展開は想定されるが、前述したように、イタリアの政局をにらんで上値も限られるだろう。
 16時19分現在、ドル円は77.65円、ユーロドルは1.3798ドル、ユーロ円は107.14円で推移。

木口亜矢
posted by Mika at 16:29| Comment(0) | 市況 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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